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日光山 慈眼堂 [仏閣関係]

日光山 輪王寺
慈眼堂


日光山内の通常参拝コースは、全て見たことになるんですが…
これだけでは、もったいない!
てなことで、普通の観光じゃあまり訪れない場所へ行ってみようと思います。

まずは、私が日光山へ来たら必ず訪れる場所…「慈眼堂」です。

慈眼堂は、日光山中興の祖である慈眼大師天海の墓とその周辺にある建物の総称です。

天海については下記のサイトを参照してください。

天海 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%B5%B7

では、慈眼堂への行き方です(笑)

まず大猷院の入口にある受付で、「慈眼堂へ行きたいんですけど」と言いましょう。
拝観料を納めると、パンフレットがもらえます。
「もし寺の者に呼び止められたら、このパンフレットを見せてください。 あと、道が滑りやすくなってますので注意してください。」と言われる。

P1000402.JPG

入口は、常行堂と法華堂を繋ぐ渡り廊下の中間にあります。
柵には

「関係者以外立ち入り禁止」

と書いてありますが、パンフを握りしめ堂々と入りましょう(笑)



P1000403.JPG

柵を越えると、景色が一気に変わります。
苔に覆われた延命坂が、山の上へと続きます。
この苔を見る限り、訪れる人は少ないんでしょう…

P1000404.JPG

坂のはじめにある石仏も苔に覆われています。

P1000412.JPG

こちらも坂の途中にある石仏「右衛門の泣地蔵」。

右衛門とは松平正綱のこと。
勘定奉行として東照宮の造営の管理をしたり、日光杉並木の寄進者として名を残している人です。

正綱が亡くなった後、日光山の僧侶が正綱を偲び、石仏を作成し祀ったところ、地蔵の顔が泣き顔になったという話が残っている。

P1000410.JPG

これまた坂の途中にある、「亀石 功徳水」。
亀石の口から、功徳水とよばれる水が出てい…なかった(爆)
残念!

P1000411.JPG

もうすぐ到着だ!

登り切ると、少し開けた場所にいろいろ建立されている。

P1000409.JPG

「慈眼堂 阿弥陀堂」

阿弥陀三尊石像です。

P1000408.JPG

こちらは、慈眼堂脇にある歴代輪王寺宮のお墓です。

輪王寺宮とは、輪王寺門跡に入所した親王など皇室関係者に与えられた宮家です。
門跡とは、門跡寺院の事で位の高い寺院に与えられた寺格です。

輪王寺門跡は、宮門跡という門跡にあたり、代々皇室から親王などが入所して実権を握っていました。

江戸幕府は、輪王寺宮には「比叡山」「日光山」そして上野にある「東叡山」の三山のトップの座を与えました。
そして、住まいを「東叡山寛永寺」に設けました。
これには、江戸幕府の策略があったと言われています。
それは、もし皇室が幕府転覆をたくらんだ場合、皇室ゆかりの輪王寺宮を東の天皇にし、朝敵になるのをま逃れようとしたもの…
現に明治維新の時、最後の輪王寺宮「輪王寺宮公現法親王」こと北白川宮能久親王は、上野戦争の際に会津へ逃げ、天皇になったという噂が流れました。

ちなみに、慈眼堂の近くに北白川宮能久親王廟所「護王殿」があります。

なお、写真の鉄柵より先は、宮内庁管轄のため立ち入り禁止です。

P1000407.JPG

そして、これが慈眼堂拝殿。
天海の命日には、ここで法要が行われるそうで、その際には天海の好物である「納豆汁」が供われるそうです。
天海の長寿は、納豆のおかげだとも言われているとか…(笑)

拝殿を目の前にしたうさが、「ここって凄いね」と言ってきた。
理由を聞くと、「静か…」とのこと。

確かに…
世界遺産になり、世界各国から観光客が訪れていて、この日もめちゃくちゃな混雑ぶりであるが、この場所には2人のみ。
聞こえるのは、鳥の鳴き声と風の音のみ…
もしかすると、日光山内の一般観覧が出来る場所では一番穢れていない所なのかもしれません。

そして、私の聖域は拝殿の後ろにあります。

P1000406.JPG

六部天像に守られた「慈眼堂 廟塔」。
天海の墓である。
なぜだかわからないんですが、ここに来ると私は泣いてしまいます。

武田信玄や徳川三代に影響をあたえ、江戸の町などを風水に基づいて設計したりした天海がここに眠っているわけです。
普通はお墓なので、怖さなんかを感じるのかもしれませんが、私はここへくると落ち着くんです。
なぜなんだろ…

天海が上野の寛永寺で病に倒れた時、家光は医者を4人つけさせ、自ら見舞いにきて薬を飲ませ、天海の様態を逐一報告させるために20人を割り当てたと記録に残ってるそうです。
本当に、天海を慕っていたんですね。
大猷院の記事で、本殿は東照宮を向いていると書きましたが、家光のお墓である奥の院は、慈眼堂を向いています。

「気はながく 勤めはかたく 色うすく 食ほそうして 心ひろかれ」

長寿の秘訣を説いた、天海の遺訓の一部です。
この一つでも達成できるように頑張ろう!と、いつも誓うんだけどなぁ…(笑)

合掌

日光山 慈眼堂





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コメント 7

くりっぴ

衣の美しさは、やはり写真とかではわかりにくいものなのね。
だから案内してもらわないと。。。。(w
でも、石垣は、風情がありますな。

by くりっぴ (2009-02-06 06:10) 

kohtyan

慈眼堂のことがよく解りました。
ぜひ、訪れてみたいと思います。
by kohtyan (2009-02-06 20:39) 

STEALTH

やはり・・・明智光秀だったんでしょうかねぇ・・・・。
by STEALTH (2009-02-08 21:17) 

スミッチ

苔がいいですね
まさに秘密のスポットですね
by スミッチ (2009-02-09 06:49) 

kanon

ただただ静かな場所。好きです。
by kanon (2009-02-11 13:40) 

vow

みなさま、nice!感謝です♪

☆くりさん、毎度です♪

いくらでも、案内しますよ!
こちらに来られたら、みんなで行きましょう♪

☆kohtyanさん、毎度です♪

ぜひ、参拝してみてください!

☆STEALTHさん、毎度です♪

私は、明智光秀だと信じています…ていうか、そうであってほしいです♪

☆スミッチさん、毎度です♪

この苔が、ほとんど誰も来ないことを物語っていますよね。
正直、教えたくなスポットです(笑)

☆kanonさん、毎度です♪

ここは、騒がしいところから急に静寂が訪れるので、余計静かに感じます。
最高です。

by vow (2009-02-20 16:47) 

ゆん

すごい!
私も今日いってきたのですが、全く同じことを感じました。
元々天海さんが造った皇居や上野公園などが好きで、尊敬していたのですが、涙を流したのはそのせいかな?とも思っていたのですが、こんなに感じることが同じなんて。

彼の造った場所にはいつも同じ気を感じます。
清らかで澄み渡っている。

さぞ素晴らしい人だったのでしょうね。

この場所はこのまま、求めた人だけに与えられる場所であって欲しいです。じゃないと意味が無い気がして。

煌びやかな日光東照宮と、静かに見守る慈眼堂の対比に、この世の真理を垣間見る気がします。
by ゆん (2010-10-16 02:56) 

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